南風原文化センター・沖縄陸軍病院南風原壕群20号 (1)

ガマと呼ばれる人工の洞窟内に作られた陸軍病院「沖縄陸軍病院南風原壕群20号」と壕内の様子が再現された「南風原文化センター」を見学した体験談。

沖縄陸軍病院南風原壕群20号は南風原陸軍病院壕(読み方:はえばるりくぐんびょういんごう)とも呼ばれています。

以前は壕内の臭いを再現した「壕内臭気」の小瓶がありましたが、現在は予算の都合上「臭いの展示」は中止(2018年6月22日調査)になりました。

暗くて不衛生な場所で麻酔ナシでの手術が行われ、設備も医薬品も不十分だったため多くの命が失われた悲しい場所です。

沖縄陸軍病院南風原壕群20号とは?

沖縄陸軍病院南風原壕群20号ツアー (1)

【写真】沖縄陸軍病院南風原壕群20号の入り口

沖縄戦で負傷した兵士が麻酔なしで手術を受けた病院として有名で、

激戦地沖縄の陸軍病院壕という性質上多くの命が失われたので亡霊が現れるという噂があり、ネット上では「心霊スポット」として紹介されています(詳細はこちら)。

陸軍病院南風原壕ではひめゆり学徒隊が負傷兵の看護を行い、鉄の嵐の中「飯上げの道」を命がけで歩き食事を運んだ事でも知られています。

南風原文化センター・沖縄陸軍病院南風原壕群20号 (4)

【写真】南風原文化センター

南風原陸軍病院壕を見学する場合、まずは負傷兵や壕内の様子が再現されたジオラマが展示されている「南風原文化センター」を見学してからの方がイメージがつかみやすいので、

壕の見学に行く前に「南風原文化センター」のジオラマ・展示物をご覧ください。

 

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南風原文化センターには病院壕を再現したジオラマがある

陸軍病院南風原壕群20号・南風原文化センターレプリカ

【写真】麻酔ナシでの手術の様子のレプリカ。粗末な木の台の上で外科手術が行われました。

負傷兵が寝かされた2段ベッドは、上段が重症患者・下段が軽症患者との事で上段にはマネキンであっても目を背けたくなる程の悲惨な状態の負傷兵の人形が寝かされていました。

写真を撮る気が引ける程に恐ろしいものだったので、当サイトでは負傷兵の姿は掲載できません。

当ホームページの管理人はアウシュビッツ強制収容所にも行きましたが、陸軍病院壕のレプリカはアウシュビッツ以上の悲惨さで直視するのが辛い内容でした。

負傷兵がどのようなものだったのか?に興味をお持ちの方は「南風原文化センター」を訪問してください。

 

沖縄陸軍病院南風原壕群20号ガイドツアーの内容

沖縄陸軍病院南風原壕群20号ツアー (2)

沖縄陸軍病院南風原壕群20号に入る前には簡単な注意点を聞き、ヘルメットを着用して懐中電灯をつけて壕内に入ります。

沖縄陸軍病院南風原壕群20号ツアー (4)

壕内は真っ暗で危険なので、ガイドさんが居なければ入る事ができません。

陸軍病院壕で実際に使用されていた医薬品【動画】

壕を覆っている建物の中に入ると、当時使われていた医薬品が展示されていて、どのような医薬品なのか?説明を受けます。

説明によると、

  1. 前列に置かれた見慣れない形状のガラス容器が点滴
  2. 中列左側の蓋つき瓶が軟膏
  3. 中列右側が消毒薬

との事でした。

沖縄戦跡・陸軍病院南風原壕群20号・医薬品が埋められていた場所

医薬品が実際に埋められていた場所は壕の出口付近で、写真のように説明文とコンクリートの囲い(印)がされています。

壕の中は超高湿度!ジメジメしていて不衛生【動画】

【動画】湿度が高すぎるので約73年の間に鍾乳石ができました。

壕内は乾いた服も湿ってしまう程に湿度(体感では90%以上)が高く、病院とは思えないくらいに環境が悪く、ジメジメしているので傷も化膿しやすい状態であったと推測されます。

極端な資材不足のため壕内の木材が住民によって持ち出された

陸軍病院壕

【写真】切り取られた木材

沖縄全土が焼け野原になり建築資材が不足したために壕内の木までも切り取らなければならない状態だったため、発掘調査の際には写真のような状態であったそうです。

とんでもない出来事が起こった場所で、凄惨な光景が広がる場所であったのに、「生活できないから仕方がない」という理由で病院壕内に入り木材を切り出したのは本当に大変だったと思います。

 

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壕の外は戦争があったとは思えないくらいに平和な風景が広がる

沖縄陸軍病院南風原壕群20号・平和 (2)

壕を出ると凄惨な出来事が本当にあったの?

と疑いたくなるくらいに平和でほのぼのとした景色が広がっています。

沖縄陸軍病院南風原壕群20号・平和 (1)

多くの人々が悲惨な最期を遂げた場所ですが、病院壕の周囲にはハイビスカスが咲き乱れ風に揺れていました。

戦争の事実を思い起こさせる・沢山の慰霊碑

陸軍病院南風原壕群20号・慰霊碑

壕の周囲は平和な雰囲気ですが、今までの人生で見た事もないくらいの慰霊碑が建立されており「確かにこの場所で凄惨な出来事が起こった」事を教えてくれます。

黄金森公園の敷地内を歩いていると、この他にも沢山の慰霊碑が見つかりました。

まとめ

いかがでしたか?

当記事では、「沖縄陸軍病院南風原壕群20号のガイドツアー」の内容・写真・動画を紹介させて頂きました。

ガイドツアー・施設情報についてはこちら

アウシュビッツよりも恐怖度が高く「戦争は絶対にやってはいけない」という事を痛感する事ができる場所で、心霊スポットと思って遊び半分で行く事は絶対におすすめできません

平和について真剣に学びたいと思う方には本当におすすめなので、是非訪れて下さい。

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