日本を代表する評判の豪華客船「飛鳥Ⅱ」と噂の99万世界一周の「ピースボート」を比較レビュー!
2つの船の過去乗船者が「日本を代表する豪華客船飛鳥」と「噂が絶えないピースボート」を徹底比較!
評判と口コミの真実を徹底解説します!!
飛鳥Ⅱ・ピースボート徹底比較
飛鳥Ⅱ・ピースボート両方のクルーズを体験した管理人が、
食事・船の設備・衛生安全管理・サービス社員教育(日本人編)(外国人編)・エンターテインメント・快適さ・お土産・お手軽度・コストパフォーマンスの10項目を10点満点で採点し、
100点満点で比較レビューを行い、最後に総合得点・それぞれの感想と評価を発表します。
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食事
飛鳥Ⅱ 9/10点
飛鳥の食事は口コミでも評判で、数多くの「人生で一番」「人生で初めて」に出会いました。
有名な専門高級料亭には負けますが、飛鳥の食べ物のレベルは高く、飛鳥バーガー・飛鳥モナカ・オムレツは超絶品でした。
ただ、にっぽん丸の方が上との意見もあり、豪華な食事ですが飛鳥の食事に不満を持つ人も居るようです。
ピースボート 5/10点
食材は冷凍もの・業務用の格安食材~中級食材が使われており、その食材でまあ満足できる味わいを出すのはある意味すごいと思いました。
一般的な家庭料理レベルですが、これだけの食事を毎日用意するのは大変だと思います。
スイーツは不味いので微妙ですが、食事は満足していました。
船の設備
飛鳥Ⅱ 10/10点
文句を付けるポイントを探していましたが、全く文句の付けようが無くラグジュアリーな気分で快適に過ごす事ができました。
美しいプール・良心的な値段のサロン・充実した設備のジム・カフェ・ミストサウナのある大浴場・広々とした図書館
本当に最高でした!
ピースボート 3/10点
設備は微妙としか言いようがありません。その理由は、完全にキャパオーバーだからです。
どこに行っても人だらけで「渋谷のスクランブル交差点」のような場所も多く雑踏と喧騒としか言いようがありません。
プールもやっと子供が泳げる程度の広さで、自習スペースも無く、プライバシーは確保されずあまり落ち着けません・・・
衛生・安全管理
飛鳥Ⅱ 10/10点
飛鳥の衛生・安全管理は徹底されており、乗船前に健康調査があるだけではなく、公共のトイレには数種類の石鹸が置かれています。
また、トイレのドアノブは衛生管理のため手で触らずペーパータオルで開けるように案内されています。
ピースボート 3/10点
人口密度が高すぎるために、風邪の大流行が発生します。
衛生管理もイマイチで、自己中でモラルの無い人も多いため、病気になっても企画参加や遊びを優先し感染を広げまくる人も結構居ます。
4人部屋で1人が風邪に感染すると全員に移る事も珍しくなく、同室者に酷い風邪を移され1か月治りませんでした。
本来なら0点ですが、クルーさんはしっかりと掃除をしてくれているので3点を付けます。
サービス・社員教育 (日本人スタッフ)
飛鳥Ⅱ 9/10点
上品で完璧としか言いようが無いサービスで、あまりの丁寧さにこちらが恐縮してしまう程でした。
「飛鳥って本当に良い」「乗りたい」と疑い無く感じる対応で、見学会では見るだけで乗る気が無かったのに乗船を決意する程です!!
欠点は、スタッフによっては精神的に疲れているのか笑顔が無い人も居た事で、これ以外の欠点はありません。
ピースボート マイナス10/0点
ピースボートの日本人スタッフのサービス・社員教育に関しては自信を持って0点を付けます。
2016年10月18日→マイナス10点に変更します。
あり得ない事のオンパレードで、1回目乗船時に「同室者のマナーが悪く睡眠薬を飲んでも寝られないから対応して」と言うとこちらに全くの非が無いのに部屋の移動代金として追加料金の支払いを求められ、「それでは下船して帰国したい」と言っても航空券の料金20万円を払えと言われました。
上記の事に関する謝罪は一切無く、このホームページを見たジャパングレイスの広報担当から「これはどういうつもりだ」と逆にクレームを付けられました。(2016年9月)
当レビューは点数にマイナスを設けておりませんが、あまりの酷さに絶句し0点でも高すぎると感じたのでマイナスを付けます。
2016年10月18日の17:49・19:45にピースボートセンター大阪から当ブログの内容に関して電話があり、「このようなブログ(例:世界一周客船の飛鳥Ⅱとピースボートの比較等)を書くならボランティアスタッフ活動(乗船代金割引システム今後の利用)は禁止」と言われました。
正しい意見を言う人に対して制裁を加えるピースボートの対応はいかがなものかと感じました。
飛鳥Ⅱの対応と大違いです↓
飛鳥2のレセプションからの手紙。部屋のランクアップの理由を聞いた時の対応。ランクアップされているのに飛鳥から謝られて恐縮しました・・・
この件で飛鳥Ⅱは全く悪く無いのに、ランクアップをお知らせしなかった事に対して謝られて、あまりの丁寧さに驚きました。
サービス・社員教育 (外国人スタッフ)
飛鳥Ⅱ 9/10点
飛鳥Ⅱの外国人スタッフは日本語の授業や試験を受け、日本語で接客ができるように教育されています。簡単な日本語もOKですが、人によって差がありました。
外国人スタッフはピースボートと同様、フレンドリーで楽しく会話を楽しむ事ができました。
飛鳥Ⅱはお堅いイメージがあったので、フレンドリーなサービスは期待していませんでしたが、気さくに話しかけてくれて嬉しかったです。
ピースボート 8/10点
ピースボートの外国人スタッフはすごくフレンドリーで、笑顔がすごく素敵です。
日本語はあまり話せないので英語での会話になりますが、「どこ行くの?」「ご飯食べた?」等の会話を毎日して仲良くなりました。
仲良くなったクルーさんとは今も連絡を取り合っていて、友達です。
飛鳥Ⅱもピースボートも途上国のエリートが乗っているので、どちらもある程度の教養のある方なのですが、ピースボートは教育がそこまで徹底していないのでマナーでは飛鳥に負けます。
エンターテインメント
飛鳥Ⅱ 10/10点
飛鳥のエンターテイメントは最高で、有名なグループやミュージシャンが呼ばれ、プロのショーやコンサートを毎日のように見る事ができます。
会場は少人数なので、S席A席が標準で、開演15分程前に行けば最前列でショーを見る事ができました。
本当にレベルが高く、最低でも数千円するショー標準装備されている事には驚きました。
ピースボート 2/10点
クルーによるインドネシアの伝統舞踊の披露・ブリッジ見学会等の有意義で楽しい企画もいくつかありますが、
普段行われる大半の企画や講座はレベルが低く、20代の私が知っている事ばかりで、参加するだけ時間の無駄と感じました。
例:5万~数十万円の値段の有料企画「地球大学」で学べる事が「ビュッフェで取り過ぎた物を食べ残さない」という幼稚園・小学校で学ぶ内容で呆れました・・・(グループディスカッションで出た結果がそれ)
第92回ピースボートクルーズレポートhttp://www.pbcruise.jp/report/92nd/onboard/presents17.htmlより
しかし、乗客の知識・教養レベルもその程度で、その方々は講義・イベントの内容は「丁度良い」か「難しく感じる」と言っているのを何度も耳にした事があり、ピースボート自体のポイントは間違っていないと思います。
快適さ
飛鳥Ⅱ 10/10点
一番安い客室ですらこの快適さと広さ
若干の揺れはありますが、広々とした船内は快適で、船の整備は行き届き(海風の当る部分に若干の老朽化はあるが)とても快適に過ごす事ができました。
飛鳥Ⅱのエンジン音は綺麗な音で、初めは「何かの音楽かな?」と思わせるような音で、エンジン音すら心地よいと思う程でした。
また、乗客のマナーも良く、譲り合いの精神を大切にしている事が感じられ、マナー違反は一切見受けられませんでした。
ピースボート 3/10点
1人当たりにスペースが圧倒的に狭いのでストレスが溜まります。
日本では違法行為とされている事やマナー違反が多発し、見ているだけで不快になる事がたくさんあり、嫌な気持ちになりました。
年に3回の世界一周・ショートクルーズを休み無く行っているためか、整備もイマイチで、「ギギギギー」「ガガガガー」「ミシミシミシ」「ボボボーボ」という不安になるような音がします。
レストラン等は不快では無かったので、3点。
お土産
飛鳥Ⅱ 9/10点
お土産はとても充実していて、お土産選びに迷います。
また、一部を除いて(飛鳥Ⅱ完全オリジナルグッズはイマイチな物もある)品質も良好で、銀座和光・AVEDA等の一流ブランドと提携している商品も取り揃えられています。
2年以内乗船予定ですが、その時は買い物も目的の一つとして乗船したいと思います。
ピースボート 1/10点
一応ピースボートのお土産は売っていますが、シップりんというキャラクター物で、20代後半以降の普段使いには適していません。
世界一周Tシャツも売られていますが、ピースボートの世間一般的な評判は悪く(乗ると言うと人によって「え・・・」みたいな顔をされた事が数回あった)、外で使う&着るのは恥ずかしいと思います。
お手軽度・ドレスコード
飛鳥Ⅱ 4/10点
ドレスコード以外に寝巻・部屋着での外出が禁止されているので、タバコを吸うだけでも着替えなければいけないのは面倒です・・・
しかし、思ったよりもドレスコードは厳しく無く、インフォーマルナイトでも少しキッチリとしたお出かけ用の服を着ていればOKなので、
意外とハードルは低いです。
ピースボート 10/10点
床に寝そべる・う〇こ座りも全く問題ありません(笑)
ドレスコードナシ・寝巻での外出OK・下品な行為・大騒ぎも問題無し、敬語も不要なので、全く気を遣わなくて良いのですごくお手軽です。
これがピースボートの魅力で、こういう風に周囲を気にせずだらしなくてもOKな所は気軽なので好きです。
コストパフォーマンス
飛鳥Ⅱ 9/10点
飛鳥は金額だけを見ると高いのですが、サービスを考えると「採算は大丈夫??」と心配になる位に割安です。
具体的には、船内のカフェのですら紅茶はマリアージュフレール並みの高級さ、夕食は1万円程度のフルコース、夜はプロのコンサートがS・A席並みの席、デパートレベル以上の高級品が食べ放題だという事です。
飛鳥Ⅱは高いと思われがちですが、実は破格です・・・
ピースボート 平均3/10点
南半球航路はコストパフォーマンスが高いと思いますが、ヨーロッパ周りは微妙です・・・
船のサービスに関してはコストパフォーマンスがカナリ低く、値段の高すぎる有料サービスが多すぎるので「ぼったくり」と思ってしまう事も多々あります。
私は、南極・イースター島・マチュピチュ・マダガスカル等の航空券が高い国に安く行きたいのでさ2回目も利用します。
交通手段・外国製品の輸入を目的とした利用での値段としてなら割安!
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総合得点・評価
飛鳥Ⅱの得点の高さは圧倒的ですが、意外にピースボートも健闘しています。
飛鳥Ⅱ・ピースボートは全くコンセプトが違う船なので比較したらどちらも可哀想な気がしますが、それぞれの良さを踏まえて評価してみました。
飛鳥Ⅱ 89/100点
飛鳥Ⅱは全てにおいてサービスが素晴らしく値段以上で、悪い所を探そうとしましたが、ほんの些細な事しか見つかりませんでした。(外壁の塗装が錆びている部分が2~3カ所あったとかそんなレベル)
お手軽度・ドレスコードで4点を付けましたが、その理由は「20代のレビュー筆者の人間としてのレベルが追い付いていない」ためで、飛鳥Ⅱに乗るための気配りや準備に迷ったり困ったりしたからです。
私のレベルが飛鳥Ⅱに追い付いていれば、もう少し高い点(92~95点)だったと思います。
次回の乗船時は、飛鳥Ⅱの乗客として相応しいマナー・教養を身に着けて乗船できるように努力します。
ピースボート 28/100点
ピースボートの良い所は、額面的には安い旅行代金とマナー・ドレスコードが一切不要でお手軽な所です。
欠点は、値段が低くカジュアルすぎるためか、客層は悪く(マナー・知的水準共に低い)、そんな客層に合わせたイベントが多いので個人的にはつまらなく感じました。
また、2016年10月18日19時54分~20時36分に、呆れるような対応を受けた(電話応対を聞いていた周囲の人々も何を言っても無駄・話にならない・93回の乗船を止めた方が良い・関わらない方が良い・堂々巡りだと言っていた)ので、日本人スタッフの質は悪いと言わざるを得ません・・・
ピースボートの詳しいレビューは↓をご覧ください。
しかし、20代なら南半球航路・南極航路でも99万で行く事ができて普通に旅行するよりもカナリ安いので、ピースボートは移動手段として利用します。
船での移動は飛行機と比べると楽で、船内生活を楽しむというより、南半球旅行の移動手段として考えるとお得だと思います。
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