標高の高いマチュピチュ・ウユニ旅行に向けて旅行前から高山病対策を行った体験レポートとアドバイスです。
目次
高山病のになりやすいのはどんな人?
高山病の根本的な原因は酸素不足ですが、かかりやすさは個人の体質や体力によって異なります。
しかし、高山病を引き起こす行為やリスクを知っておく事で、高山病の可能性最大限に下げる事ができるので、下記の原因を参考にして高山病の対策を行って下さい。
1.睡眠不足や疲れがたまっている人
マチュピチュ・ウユニのツアーを企画している旅行会社の説明で、「しっかりと睡眠を取るように」と忠告がありました。
ペルーやボリビアは地球の反対側で、時差がありフライト時間も長いので睡眠不足に陥り勝ちです。そのため到着1日は現地でゆったりと過ごし、疲れを取ってから本格的に行動をする事をお勧めします。
2.はしゃぎすぎたり無理をする人
はしゃぎすぎる事は酸素を余分に使う事で、ただでさえ酸素の薄い標高の高い地域で酸素不足なのに、はしゃぎすぎる事によって余計に酸素不足になってしまいます。
3.高齢者・子供
子供や高齢者は一般的な成人に比べると酸素運搬能力が低く、高山病にかかりやすい傾向があります。
高齢者やお子様とご一緒の方は、気にかけてあげて下さい。
4.貧血の人
貧血の人は、酸素を運搬するヘモグロビンが少なく、酸素運搬能力も低い事になります。
医師免許証を持つ現役の医師に聞きましたが、貧血は高山病になるリスクが高いので注意が必要だという事です。
5.ツアーや団体旅行の参加者
ツアーや団体旅行に参加すると、周囲の人に合わせたり決まったスケジュールに通りに行動しなければならず、
「しんどい」「つかれた」「体調が悪い」と感じても中々1人で休む事ができません。
そのため、必然的に無理がかかり、高山病にかかるリスクが増大します。
→この事が理由でツアーや団体行動ではなく1人でウユニ・マチュピチュを旅行する予定です。
6.飲酒や喫煙をした人
飲酒はアルコール代謝のために水分を使うので水分不足を引き起こし、喫煙は一酸化炭素がヘモグロビンと結びつき酸素の運搬を妨げるので酸欠を引き起こします。
そのため「飲酒・喫煙は高山病の原因になるので止めて下さい」と旅行会社から説明がありました。
7.水分不足
水分不足は血液がドロドロになり、血液の循環が悪くなります。そのため、酸素が体の隅々まで行き渡りにくくなり酸欠&高山病を引き起こしやすくなります。
高山病対策の体験レポート&手順
三井住友ゴールドカード付帯サービスで高山病対策を質問
三井住友ゴールドカードにはドクターコール24という医師・看護師に気軽に健康相談ができるサービスがあり、高山病に関する質問をしました。
健康診断で軽度の貧血を指摘されており、その事と高山病の関係を聞くと「高山病のリスクが高くなる」との回答がありました。
このような内容の事でも、親身になって回答して頂けるのでドクターコール24は旅行にも本当に役に立ちます。
三井住友VISAゴールドカード
余裕を持った旅程作り
ピースボートという世界一周の船の旅でマチュピチュとウユニに行きますが、一般的な人はツアー参加か5~6日程度の日程で2カ所の観光地に行きます。
しかし私の場合は、高山病対策と観光時間を長く取りたいため、2倍の12日間の日程で観光します。
貧血の改善
貧血と高山病のについて医師に質問をしたところ、「貧血だと高山病にかかりやすい」との指摘があったので貧血改善に取り組んでいます。
まだ旅行6か月前で早いと思われるかもしれませんが、貧血の根本的な改善&治療には時間がかかり、数か月の時間が必要です。
血液の結果:それほど酷い貧血ではありませんが、この数値だと要注意だとの事です・・・
鉄分サプリ美めぐり習慣で鉄分補給
貧血改善を目的として「美めぐり習慣」というサプリメントを飲んでいます。
美めぐり習慣は、小粒なので飲みやすく1日分で10mg(1日の充足率133%)の鉄を摂取でき、サプリメントの中では最高レベルです。
本来は1日5粒ですが、高山病対策のためにヘモグロビンを増やしたいので2倍の10粒(鉄20mg分)を飲んでいます。
美めぐり習慣

頭痛薬の購入
高山病の代表的な症状は頭痛で、頭痛薬の持参が推奨されています。
普段からイブクイック頭痛薬を飲んでいるので、イブクイック頭痛薬を持って行きますが、私の場合は1時間以内に頭痛が治まるのでお勧めです。
高山病の薬「ダイアモックス」の準備
高山病ダイアモ治療薬ダイアモックスは、医師による処方箋が必要なため一般の薬局では購入ができません。
その上、ダイアモックス処方のために病院に行った場合は病気では無いので、健康保険の使用ができない可能性があります。
そのため、日本の法律が適応されないシンガポールでの購入を検討していますが、見つからなければ病院に行きます。
もしもの時も安心!酸素缶の購入
UNICOM(ユニコム) ポケットオキシ 圧縮型酸素ボンベ 10L
酸素缶は現地にも売られていますが、やはり日本製の酸素缶が安心です。
貧しい国の観光地では、人の足元を見て法外な値段をふっかけてぼったくる悪質な商売が横行しているので、日本から持参した方が良いでしょう。
高山病対策まとめ
高山病にかかりやすいかどうか?は年齢・体調・体質によって異なり個人差がありますが、高山病の根本的な原因は酸素不足で、高山病の原因となる酸素利用効率を下げる事(酸素を消費しすぎる行為・酸素の運搬能力の低さ)を避けたり改善する事が必要となります。
日本なら医療も整っているので大丈夫ですが、マチュピチュ・ウユニ等の発展途上国で医療の整っていない国に行く際は、万全の準備をしておく事をお勧めします。
三井住友ゴールドカードの付帯サービスドクターコール24で高山病について質問すると無料で懇切丁寧に高山病対策について回答して下さるので、三井住友ゴールドカードをお持ちの方は是非ご利用下さい。
はじめまして。
酸素缶は危険物のため、飛行機への機内持ち込みも預け入れもできません。
以下は成田空港のWEBサイトですが、
航空会社や地域問わず、許可を受けた医療用以外の酸素ボンベは禁止されています。
https://www.narita-airport.jp/jp/security/faq/faq-05