バリ島のヒンドゥー教式のお葬式「ガベン」は、お祭りみたいな人生一大イベントだとは知っていましたが、葬儀のクライマックスが凄まじく絶句しました・・・

ガベン

バリ島のお葬式は世界的に珍しい公開葬儀で、お祭りのようなド派手なお葬式である事は一部の人の間では知られていますが、

現在のバリで行われる火葬式ガベンのクライマックスは衝撃的だという事はあまり知られていません。

歓声と笑顔のバリのお葬式「ガベン」に参加した体験談とバリヒンドゥー教の豆知識をご紹介します。

 

バリ・ヒンドゥー教式のお葬式の流れ

1.とにかく、準備が大変で数か月も前から準備を行う

バリ島のお葬式には、とにかく必要な物が多く、大がかりで派手!!

仕事や日常生活はいい加減なインドネシア人ですが、宗教の絡む人生の一大イベントとなると全く別で、葬式の小物や神輿は細部まで手を抜く事無く、本当にキッチリと作られてありました。

スポンサーリンク

2.葬儀当日・家の前にはアーチが作られる

バリ葬式ガベン (3)

葬儀の前日~当日にかけて葬儀が行われる家の入り口には植物で作られたアーチが建てられ、バリの正装に身を包んだ村人数百人が家に集合します。

家の敷地の中では、ワヤンクリや礼拝が行われているそうで、バリ式の正装をすれば外国人でも家の敷地内で儀式を見学する事ができるとの事です。

 

3.バリアンと呼ばれるお坊さんが来て葬儀前の儀式を行う

バリ葬式ガベン (2)

亡くなられた方が、家を出る数時間前には、バリのお坊さんが神輿に向かってお祈りをします。

 

4.棺が神輿に乗せられパレード隊の演奏が始まる

バリ葬式ガベン (4)

数百人の男性が集まり、ガムラン等様々な種類のバリ楽器の演奏が始まり、棺桶が神輿に乗せられます。

葬式の際に演奏されるガムランは、演奏する人数が多いので、観光客向けの演奏に比べると圧倒的に迫力があり、エキゾチックな演奏です。

わざわざお金を払って音楽を聞くより、ガベンの時の方がバリを感じられます。

 

5.だんじり祭りのように激しく回転し、葬儀場に神輿を運ぶ

バリ葬式ガベン (5)

交差点に着くと、神輿はだんじり祭りのようにグルグルと激しく回転を始めます。

これは、亡くなられた方の魂が戻ってこないようにするための儀式で、霊の方向感覚をおかしくして迷子になってもらうためだそうです。

6.葬儀場に着くと神輿から棺が降ろされ、火葬用の棺桶に移される

バリ葬式ガベン (6)

手前の黄色の神輿が亡くなられた方の乗る神輿で、後ろにある牛型の棺桶が火葬用。

バリのお葬式ガベンの火葬場は、ウブドの場合「モンキーフォレスト」という緑に包まれた公園で行われます。

火葬場に着くと棺は一旦降ろされ、牛の形をした火葬用の棺は移されます。

 

7.亡くなられた方の入った棺にお供え物が入れられ、火葬直前の儀式が行われる

バリ葬式ガベン (7)

家族や参列者が見守る中、火葬前の最後の儀式が行われます。

儀式は、亡くなられた方の入った棺の中にお供え物を入れ、祈りを捧げるという日本の火葬に近い内容です。

バリ葬式

参列者や遺族は儀式の様子を無言で見守ります。

8.強力な火炎放射器で棺が焼かれる ここで絶句

バリ葬式ガベン (1)

最後は火を付けるのですが、炭でじっくりと焼く訳ではありません。

なんと、強力な火炎放射器を2台も使って一気に焼き上げます・・・

火炎放射器から吹き上げる炎で周囲はとても熱くなり、カメラが誤作動するほどになりました。

あまりの暑さと激しさに絶句・・・

それでも普通にガスバーナーでの火葬は続き、1時間程度で終了しました。

 

日本では考えられないようなこのお葬式はバリでは普通なようで、見物していた人は全く動じていませんでした。

スポンサーリンク

バリの人々が豪華なお葬式をする理由

バリ人の信仰するバリヒンドゥ教では、人生の最後の儀式は宗教上で最も重要な儀式とされています。

バリ人は輪廻転生を信じており、天に召される事は次の世界に行くという喜ばしい人生で最も大きなイベントだから、盛大に祝うためにこれ程のお葬式を行います。

豪華すぎる葬式のせいで家計は火の車に・・・

写真を見て頂くと分かるようにバリのお葬式には膨大な数のお供え物・道具や数百人の人間が必要なので、本当にお金がかかります。

この金額は、一般のバリ人なら数年働いてやっと貯まる程の金額で、世界一周旅行の船で出会ったバリ人は「お葬式の費用を稼ぐために出稼ぎ労働者になった」と言っていました。

バリでは高すぎる葬式費用が社会的問題になっていおり、最近では共同葬儀が行われていますが、このやり方に反発する人も多く、葬式費用はバリ人の家計を圧迫し続けています・・・

バリのお葬式ガベンを見学する方法

バリのお葬式ガベンはいつでもやっている訳では無いので短期の滞在者は運が良ければお葬式に参加する事ができます。

参加できる確率を上げたい場合は、滞在日数を伸ばす事でチャンスが増えます。

私の場合は2週間バリに滞在して参加する事ができました。

ガベンの情報を集めた方法は、地元の人が経営する民泊に宿泊し、ガベンはいつあるのか?と聞く事で、

ガベンは大きなイベントなので近所の人なら殆どの人が知っており、民泊に宿泊して交渉するとオリジナルのツアーを手配してくれたりもします。

筆者が宿泊したプラテーホームステイ

バリ子供

プラテーホームステイは、バリ島ウブドにある1泊1500円程度とリーズナブルな価格で、バリの一般家庭の雰囲気を味わう事ができます。

プラテーホームステイの詳細はこちら

このお宿はツアー会社とも提携しており、自由に設計可能なフリープランをはじめとする様々なツアーを取り扱っているので、観光に便利です。

一般家庭なので、ホテルのようなサービスは期待できませんが、バリの人々の日常生活をとても身近に感じる事ができ、良い思い出になるでしょう。

スポンサーリンク