パリにあるマリアージュフレールに併設の紅茶美術館では、お茶の歴史・茶器・茶葉の種類等を学ぶ事ができます。入場料は無料なので気軽に見学をする事ができます。
マリアージュフレールはルイ14世とゆかりの深い17世紀から続くフランスのお茶の老舗。世界各国との貿易の様子やお茶の販売方法を知る事ができます。
マリアージュフレールのファンなら絶対行きたい博物館。
目次
マリアージュフレール・ティーミュージアムの見所
お茶博物館は、マリアージュフレール100年以上の歴史がある本店の2Fにある博物館で、創業当時から使用されていた貿易用品や、各種茶道具、茶葉の展示がされています。
それほど広い博物館ではありませんが、見応えのある博物館でとても勉強になりました。
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世界各国の様々な種類のお茶
マリアージュフレールお馴染みの紅茶やフレーバドティーから日本の抹茶(緑の粉末)・お風呂用のお茶等様々な種類のお茶が展示されています。
様々な茶器
日本や中国の茶器
驚いた事に、日本や中国の昔の茶器がたくさん展示されていて、ヨーロッパの茶器と同じかそれ以上の数の茶器がありました。
ヨーロッパ諸国の茶器
もちろんヨーロッパの茶器も豊富で、古い時代のアンティークを見る事ができます。
貿易に使用された書類やお茶を外国に運ぶための道具
取引の際に使用された印鑑や契約書類等
貿易の際に使用する書類や数量等の記された納品書も展示されており、当時の貿易の様子を知る事ができます。
お茶のサンプルを良好な状態で持ち運びし、商談にも便利なバッグ
こちらは、マリアージュフレールの営業マンがお茶を販売する際に使ったバッグでしょうか?
古いながらも高級感のあるバッグはマリアージュフレールのお茶の魅力を伝えるのに役に立ったでしょう。
お茶を販売するための缶

現在のマリアージュフレールの販売カウンターにも同様の缶がありますが、昔の物には美しい装飾が施され、今の物よりも高級感があります。
昔は今よりもお茶は高価で、上流階級のたしなむ物だったのでしょう。
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マリアージュフレールの歴史ある商売道具
ステッカーやラベル
マリアージュフレールには中国や日本のお茶が多く、ラベルには東洋人が描かれています。
東アジアのティーサーバー
東アジアとヨーロッパの文化が融合したような何百年も前のティーサーバです。
これが、ヨーロッパやアジアにあれば、どちらの国の人からも注目されるでしょう。
マリアージュフレールと世界の国々

マリアージュフレールは、何百年も前からこれだけ多くの世界の国々と交易を行ってきたティーサロンで、
「世界の国々のお茶を知り尽くしていると言っても過言では無い」
と感じました。
もちろん、日本との交易も盛んで、遠く離れた日本の事も詳しく取り上げられています。
マリアージュフレールと日本
フランスと日本は昔から貿易のつながりがあり、フランスの街では日本のアンティークを頻繁に目にしました。マリアージュフレールも日本と深い関係にあり、日本のアンティークが沢山展示されていました。
真ん中には日本の家屋をかたどった模型が置かれています。
こちらは玉手箱?開けるとお爺さんやお婆さんになってしまいそうな感じです。
日本では中々見られないような骨董品がたくさんあるので、骨董品に関心がある人にもマリアージュフレールのお茶美術館はお勧め。
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マリアージュフレール・マレ本店
紅茶博物館はマリアージュフレール・マレ本店にあり、マレ本店では博物館の他にお茶を販売するブティックやティーサロンがあり、
マリアージュフレール・マレ本店フランスのお茶の文化に理解を深めるのにピッタリなスポットです。
ブティックやティーサロンの様子を紹介していますのでよろしければご覧ください
参考書籍
この記事は、ムックのMARIAGE FRERES フランス式もっとおいしい紅茶という本を参考に制作しました。
マリアージュフレールのお茶やパリ本店に関する記事が沢山載っているので参考になります。
左) MARIAGE FRERES フランス式もっとおいしい紅茶 (e-MOOK) (e-MOOK 宝島社ブランドムック)
右)MARIAGE FRERES (e-MOOK)
地球の歩き方 パリ&近郊の町 2015-2016
マリアージュフレール・マレ本店の詳しい地図が記載されていて、コンパクトなサイズなので持ち歩きに便利です。